物理人、世界を語る

ニュース、日々の出来事、物理学の解説、物理に関する紹介、考えたことについてつぶやきます。

誰でも分かる!物理ってどんなもの!?

物理ってどんなものか、まとめてみます。

物理とは

数学を使って、この世界の仕組みを明らかにする学問

 

どんな分野があるの!?

気体や液体の運動を理解する流体力学

→飛行機や新幹線の設計などに使われている

相対性理論

GPSで位置を正確に測定できるのは相対性理論のおかげ!

電磁気学

→電子レンジとか、IHとか、電気を使うものってたくさんあるよね!

熱力学

→自動車の燃費効率とかを考えよう!

 

だいたいこんな感じです!

数学って本当に必要なの?

数学は物理には欠かせません。数学がなければ物理という学問自体がなくなってしまうと言えるほどに、全ての分野において必ず数学が使われています。

なんで!?いろいろ実験してなんとなくそうなったらそれでいいじゃん!?という声も聞こえてきそうです。たしかに、最初はそこから始まることもあります。

でも、なんとなくだと、なかなか先へ繋がらないのです。完全に意味がわかってて、公式も見つかって、あとはこれを計算するだけ!っていう風にすることができれば、実験しなくとも、いろんな現象を予測したりすることができるようになるのです。実験すりゃいいじゃん!?という声が聞こえてきそうですが、なかなか実験をするのが難しい、というような状況も存在するのです。宇宙の始まりのビッグバン(半端なく大きいエネルギー)の状況なんて、実験で再現するのはほぼ不可能ですよね。

 

宇宙の始まりとか、素粒子(原子を形作っているもの)の仕組みとか、何の役に立つの!?

答えは、好奇心です笑。答えになってねえじゃねえか!と怒られるかもしれませんが、物理の研究者としてはそれが答えだと思います。役に立つことを目指している物理の研究者は、あまり多くありません。

そんなんのために国のお金使うなや!と怒られるかもしれませんが、その代わり研究者の世界はとても厳しいのです。企業でいったらブラック企業でしょうか。優秀な人(とてつもなく優秀な人もいる)の中で、30人に一人とかそのレベルでしかなることはできません。そしてなったとしても、仕事量はとても多いのです。研究だけでなく、講義の準備、論文執筆、取材や一般向けの講演、さまざまな申請書類の処理などに追われています。それでも、好きなことを研究したいという気持ちで物理の研究者は研究しています。

 

物理は役に立つ

といっても、物理は役に立つと私は思います。一番最初に例をあげましたが、今の文化社会は、物理学による現象理解無しには成り立たないです。これは確実に言えることです。相対性理論なんて、時間と空間がうんちゃらなんちゃらという内容ですが、ふつうに聞いたら役に立つわけねえだろ!と思いますよね。でも、現実にカーナビや、原子力発電(これに関しては批判もあるかもしれませんが)など,多岐にわたる分野で使われています。

私の好きな言葉に、(すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる)という言葉があります。灘高伝説の教師と呼ばれる橋本武先生の言葉です。

すぐに役に立つことは、もう誰かがやっているし、ボロがでることがよくあります。一見役に立たないと思えるようなことでも、さまざまな工夫により、ダイヤモンドのように光り輝くことがあります。

 

それに、雑誌とか科学系の雑学本とか、エンターテイメントにもなっていますよね。人間が好奇心を持っている以上、一種のビジネスにもなっているわけです。

 

そんな感じで、物理の世界を探求する人々がいるわけです。温かく見守ってあげてください。

 

勉強するにつれて物理の深みを感じる。。。